【就活】会社が新卒採用を行う意味。『かます』になろう
新卒に求められているスキルって何?
会社が新卒採用を行う理由は大企業とベンチャー企業では少し異なります。
大企業の場合
大企業の場合は、ただの入れ替わりです。
定年を迎えた方が退職するので、その分を補うために新卒を取ります。
したがって、優秀かつ会社を辞めない人(志望度が高い、会社にマッチしている)を採用します。
すなわち、会社にとって優秀な駒を探しています。
その駒たちは最初はみな『歩』です。
しかし優秀かつ忠誠心があれば、そのうち成り上がり、『金』になることもあります。
ですので、とにかく優秀な『歩』を採用します。
ベンチャー企業の場合
一方、ベンチャー企業の新卒は狙いが少し異なります。
優秀な人が欲しいなら、即戦力である中途の方がいいです。
すでに社会人としてのスキルが身についている分、即戦力です。
ベンチャー企業が新卒に求めるのは2つです。
「エネルギッシュさ」と「斬新さ」です。
特に斬新さというのを求められています。
新卒は「かます」の働きを目指せ
この働きは『かます』という魚でよく例えられます。
かますという魚は学習能力が高い魚です。
そこである実験が行われました。
水槽の左側にかますが居て、右側に餌を与えました。すると当然かますは餌に飛びつきます。
そこで、実験的に中間に透明のアクリル板を設置してみました。
餌を与えてもアクリル板の向こう側に行くことはできません。
数日後、透明のアクリル板を外しました。
しかし、かますはアクリル板がないのにもかかわらず、餌に飛びつこうとしません。
かますは学んでしまったのです。「透明な壁の向こう側には行けない」と。
そこで問題です。
このかますたちがもう一度右側にある餌に飛びつくにはどうしたらよいでしょうか?
その答えは次の図の通りです。
そう。『新しいかますを入れる』です。
新しいかますは既成概念がないので真っ先に餌に飛びつきます。
これこそが新卒に求められていることです。
社員たちは、既に作られた透明のアクリル板が何枚もあります。
反対に新卒生にはそれが一枚もありません。
偏見が全くない分、斬新な発想が生まれます。
したがって、既成概念をぶっ壊すような発想力をもった新卒を求めています。
これは当然、大企業も求めている能力ですが、ベンチャー企業の方がより顕著です。
ベンチャー企業を志す方は、このポイントをアピールしていくといいかもしれませんね!