リケベンBLOG

理系出身のベンチャー企業で働く男の雑記ブログです。投資や保険などお金に関すること、その他趣味系テーマは様々です。

【就活】ESで落ちないための自己PRの書き方~究極の5つのコツ~

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自己PRの重要性

就活は自己PRに始まり、自己PRに終わる

自己PRがすべての基本であり、最終兵器でもあります。

自己PRの作成時に勝負は決まる

良い自己PRができたら就活は終わったようなものといっても過言ではありません。

自己PRのクオリティが就活の成否を分けます。

まずは他人のESを見て学べ

何事もうまくいっている人の型をマネることは大事なことです。

自分がなぜうまくいかないかの原因はよくあるのが『思い込み』です。

自分は正しいと思い込むのは非常に危険です。

正しい人の型を見ることを始めに行ってください。

 

オススメは就職活動中の就活生がつくるリアルな就活情報・選考レポート【就活ノート】 です。

1000社以上の企業の通過ES実例が載っています。

これを利用しない手はないです。

最強の就活ツールの一つなのでオススメです。

他にも就活で登録したほうがいいサイトやツールはいくつかあるので気になる方はこちらの記事の最初の方に記載されているのでご覧ください。

 

 あなたは何者?

面接をする企業の人たちにとって、まず知りたいのは

「あなたは何者?」です。

 

自己PRをベースに

「ホントそうなの?そんときはどうだった?それってなんで?」

を聞いてきて、確認されるだけ。

 

そして「うん。確かに言ってる通りだね。」

で、面接は合格です。

 

一方、スキルや実績自慢のニセ自己PRは、面接官を困らせます。

「実績はわかったけど、、、結局アンタ誰なんだい??」

となってしまう。

 間違った自己PRを作ってはいけない

よくある自己PRのコツ

起承転結? ← 400文字程度で?まどろっこしいだけ

5W1H  ← ニュースですか?

「学んだこと」 ← 聞かれてません

成果や実績  ← は?

 

こんなものいりません!!どれも自己PRに必要のないものばかりです。

ではこれらを使わずに作るにはどうすれば、、、?

 

自己PRの書き方に必要な5つのコツを教えましょう。

コツ1 『コンセプト』を決めるべし 

『CCP』を意識せよ

AKB48 「会いにいけるアイドル」

iPod  「持っている全ての音楽をポケットに」

吉野家  「うまい、安い、早い」

 

大事なのは『CCP』の考え方です。

コンセプト(C)があるから、素材(C:コンテンツ)が決まる。

そして、使い方(P:プロモーション)が決められる。

キャッチフレーズみたいな感じです

 明確なコンセプトがあるからAKBはAKB劇場や握手会というプロモーション戦略につながるのです。

 

それこそ簡単な話で、企業の問いかけはいつも、「あなたはどんなんですか?」です。

それに対して、「私はこんな人ですよ」を答えるだけ。

 そのときに一貫した方針、コンセプトがあるといいわけで、それが無いから受け答えに一貫性が生まれなくなるんです。 

どうすればコンセプトを伝えられるか? 

極端に言ってしまえば、自分のキャラをそのまま言うだけで大丈夫。

「好かれたい!」

「負けず嫌い!」

「何でも知りたい!」

「理想を追いかけたい!」

で、充分にコンセプトです。

 

コンセプトって、本来シンプルなものなんです。

唯一無二! である必要はない。

「他の人もそれあるじゃん?」と言われたら「そりゃあるよね」でいい。

別にオンリーワンの自分は必要ありません。

 

コンセプトが複雑だったら、むしろコンセプトとしては失敗。

シンプルなコンセプトの上に自分のコンテンツを載せて、自分なりの伝え方を考えてプロモーション方法を決めるからこそ、自分だけの自己PRになるわけです。

 

まずは基本的な方向性を決めて、その方向に向けて繰り返し練習することで、ギュギューッと言葉を凝縮していく。

密度度を高めていくわけです。

自分をアピールするのに恥ずかしがってはダメ

まずは思いきって、コンセプトを決めましょう。

コツ2 設計図を作ろう

コンセプトが決まったら、コンテンツの整理です。

コンセプトを表現するのに適切な情報をピックアップして、自己PRの設計図を作りましょう。

細かい演出や表現はあとから修正できます。

 

まずは、絶対に外せない要素と大まかな流れをはっきりさせておきたい。

 

コンテンツ集めのポイントは

とにかく「コンセプトを証明できそうなもの」

実績や成果の凄さは関係ありません。

 

素材(コンテンツ)を決めたら次は流れを決めましょう。

流れと言っても、ざっくりです。

イメージとしてはコンセプトを図解する感じ。

 

コンセプトを意識しながら、それぞれ単語や短い文を矢印を書いて繋げたり、丸で囲ってみたりします。

 

時系列は気にしない。拾い上げた言葉たちを、コンセプトに沿って図解していくように、いろいろ順番を考えてみる。

 

伝わりやすそうなコンテンツの順番や流れ。ちゃんとコンセプトと関係しているかどうかの確認をしながら、まずは全部をつなげてみる。

設計図ナシでいきなりかける人は天才だけです 

そこに書かれたものが自己PRの設計図。

まだまだプロトタイプではあるけれど、これで土台のできあがり。

ここまで(コンセプト&設計図)で、自己PR作成の準備段階が完了しました。

 コツ3 自己PRは『予告編』である

自己PRは本編の良いとこ取り

突然ですが、映画の予告編って、どれも面白そうに見えるのはなぜでしょうか?

たった数十秒しかないのに、テレビや映画館で見る予告編はいつも面白そうです。

たった数十秒で、「もうちょっと見たいかも、、、」と思っちゃう。

本編そのものは期待はずれのこともあるけれど、基本的に予告編はだいたいどれも面白い。

 

なぜかといえば、理由は簡単。

「面白そうなところを集めているから」です。

2時間以上の中から「おいしいとこ取り」をしてるから、そりゃ面白くもなるわけです。

 

これを自己PRでもやっちゃいましょう。

自己PR作成のコツは3倍量の本編を先に作ること

就活で大事なのは、自己PRを話した「そのあと」、つまり面接です。

自己PRは、予告編。

面接こそが就活における映画の本編。

だから、自己PRは予告編を作るつもりで、まずは少なくとも3倍の1200文字で書きましょう。

ここはめんどくさがらずに!

400字をいきなり完成形で書こうとしない。

映画監督ですら、いっぱい撮って削るんです。

普通の学生が、伝わる400文字を書こうとして最初から400文字に収めようとするなんて、そりゃ無謀な話です。

 

 自己PRは、とにかく量を書く。

そこから「おいしいとこ取り」をして、400文字に凝縮する。

優先順位の低い言葉を削っていくわけです。

そうやって予告編に編集された自己PRは、自分のエッセンスがギュギュッと詰まった濃厚な文章になるはずです。

 濃厚な自己PRを作成するポイント

そうやって書いた長文を3分の1に編集するわけですが、そのときのポイントは、基本的にはひとつだけ。

 

「コンセプト」に関係する言葉だけを残していくこと

 

つまり、コンセプトと関係の薄い言葉を減らしていくこと。

たとえばサークルの活動内容や学内制度の説明、実績や結果なんて必要ありません。

どんどん捨てましょう。

自己PRで必要な情報はあくまでも「自分のこと」だけ。

 

そうやって作った文章は、そのすべてがコンセプトにつながる言葉だらけになります。 

コンセプトを説明する言葉

コンセプトを証明する言葉

コンセプトを補完する言葉

コンセプトを強化する言葉

コンセプトの根拠になる言葉

コンセプトの先にある未来を描く言葉

そうした「コンセプトとつながる言葉」が集まった自己PRは、確実に自分を伝えられるし、当然企業の人たちからも評価されやすい自己PRになります。

 

まず、たくさんの情報を盛り込んでみる。

出し尽くす。そして、そこから削っていく。

 それが、「予告編」作りのポイントです。

コツ4 『映像化』せよ

具体的っていったい何?

具体的に話そう!具体的な例を出そう!って?

そもそも『具体的』って何?

 「数字を使おう」とよく言われますが、、正直非常に薄っぺらいです。。

何をどうしたら『具体的』な言葉になるんでしょう?

 

答えはシンプルで「人によって評価やイメージが変わらない言葉」を使うことです。

 

「数字を使おう」もそういうことです。

1日3回と言ったら、誰が見ても聞いても1日3回です。

30人は誰にとっても30人だし、「いやいや、35人でしょ?」なんてことはない。

映像化しやすい文章と映像化しにくい文章

では、どうしたらよいか?

それは映像化することです。

情報を『映像』にする。

カッコつけた言葉を使わずに、相手が受け取りやすくて記憶に残りやすい「具体的な」言葉を使う。

相手と同じイメージを共有して、理解しやすくて共感しやすい情景を描く。

 

『自縄自縛』『単刀直入』『右往左往』『一石二鳥』『竜頭蛇尾』

これらの言葉はどれも、「映像」が思い浮かびやすくありませんか?

 

一石二鳥なら、二羽の鳥に石を投げている風景。

竜頭蛇尾なら、アタマはでっかい竜なのに、しっぽがヘビみたいな生物。

自縄自縛はちょっとSMっぽいイメージ。。。

 

一方で、

『因果応報』『唯々諾々』『諸行無常』『臥薪嘗胆』

ほとんどイメージできないのではないでしょうか?

 

どっちも四文字なのに、受け取れる情報量が大きく違います。

そしてやっぱり、イメージできる言葉のほうが覚えやすくて記憶に残る。

 

小説なんかも同じです。

頭の中で思い出そうとすると、『映像』としてシーンを思い浮かべるはずです。

小説って、全部が文字で書かれた情報なのに、文字は思い出せなくても、映像は思い出せる。

 

『リーダーシップ』『協調性』『粘り強く』『課題を克服』『日々努力を重ね』『信頼関係の構築』『率先して行動』『切磋琢磨』『試行錯誤』

・・・何も伝わってきません(笑)

 

そもそも日常生活で友だちと話してて、『試行錯誤』とか言います?

「自分のカダイをコクフクするためにセッサタクマしながらシコウサウゴして、シンライケイのコウチクを!

アホくさい

 『シズル感』を意識しよう

効果的なのは、広告業界で言う『シズル感』ってやつです。

 

「ステーキがじゅうじゅう焼かれて、炭で炙られた香ばしい脂の香りが」

「口に入れた途端に広がる潮の香りと凝縮さた濃厚な旨味」

 

受け手はそんな言葉を聞いて、イメージを頭の中に描いて情景を想像するから、共感の土台が共有できるわけです。

 

それに見落としがちですが、選考をしている企業の人たちはだいたい疲れてるんです。

何百何千というエントリーシートを読んで、1日何十人もの学生の面接をしているのです。

『リーダーシップ』とか『協調性』なんて言葉を何度も何度も聞かされては、またかよと思ってしまいます。

 

だからこその映像化。

 

「会議で疲れた人たちにマシュマロを投げて回った」

「漫才の路上ライブで、パンツを見せる覚悟でとび上がった」

「ラグビーの練習場で草と石を使って作戦の説明をした」

「店の外でクレームを叫んでるおばちゃんを店内に招き入れた」

 

どの言葉も、人が動いている姿が見えます。何百人の学生の中でも、受け手のイメージに残るんです。

 

自分のコンセプトをいちばん表わせる、相手の頭の中に『映像』を映す言葉を見つけましょう。 

コツ5 『未来』を伝えてこれからを信じさせよう

どうしたいかを明確に伝える

ここまでのコツは、あくまでも『過去』を効果的に伝える方法でした。

 でも、確固たる信用を得るためには、やっぱり『未来』の話をしておきたい。

 

そのためには、これから活躍するかどうかの判断を相手に委ねるのではなく、こちらから提示しておく。

 つまり、未来の話をすること。

 

 自分と相手の幸せな未来を描く。

好きな異性への告白だって、そうです。

 

「ぼくはこんな人間です!」

「君のこんなところが好きです!」

・・・で?だから何?

「あなたに出会えて幸せだ!」

好き好きアピールだけでは、いくら待っても相手からの返事はもらえません。

 

「だから付き合ってほしい」なのか、

「とりあえず食事でも!」なのか。

「いまはそれだけ覚えといて!」かもしれないし、

「だからパンツ1枚でいいから、ちょうだい!」って人もいるかもしれません。

 

みんなやさしいのか控えめなのか、ただビビっているだけなのか、どうにもトドメを刺そうとしない。

 

「かくかくしかじかやってきました~」

「忘れられない経験です~」

「学びました~」

とかいうけれど、それって締めとしてはすごくぼんやりしています。

それじゃ相手は、「あ、はい。で……なんでしょう?」でしかありません。

 

自分のことを伝えたら、「だから何?」を伝えなくちゃ、それまでの話は意味をなさない。

それを伝えないと、どんなにアピールしたって、相手は反応に困っちゃいます。

最後に『未来』を宣言してトドメを刺そう

これから一緒に働く仲間を探しています。

そこで大事なのは、企業の人たちからの「2つの信用」を得ることです。

 

ひとつは、「自分という人間」を信用させること。

もうひとつは、「これから」に対する信用です。

 

前者の「信用」は、ここまででクリアできているはずです。

 

あとは入社後も、社内外から信用を得ていけるかどうか。

企業の人たちは、何よりもそれを求めて採用活動をしています。

だからこそ、未来を語りましょう。

 

もちろんあなたは、まだ社会のことも知らないし、会社の情報もほとんど知らない。

ただ、少なくとも「自分は、これからこうしていくよ」と言っておきたい。

 

漠然とでも「この欲求をもち続けて、あなたと一緒に幸せになりたい」という、お互いにとって価値あるものを目指す意志を伝えておきたいんです。

 

彼らも、結局のところは入社後に活躍するかどうか明確にわかって採用しているわけじゃありません。

 

これまで何十人、何百人もの「期待はずれ」を経験して、不安になっているんです。

だから、お互いの幸せな未来を描きましょう。

 

最後に未来を宣言することで、相手にトドメを刺しましょう。

 

方法は簡単です。

最初に伝えた「私はこんな人です」を踏まえて、

 

「これからもそうしていったら、誰かの役に立ちそうでしょ?ってか、そうやって動きますよ。そりゃそうですもん、これまでやってきましたもん。これからもやっていきますよ」

 

と、伝えてあげる。そうやって締める。

 

だから、自己PRの最後に伝えるのは、未来への言葉。

いまはまだ曖昧でもいい。

企業に合わせる必要もありません。

ただただ、未来への意志を伝える。

「未来宣言」を組み込んだ時点で、自己PRは完全体になります。

まとめ

以上が自己PR作成に向けた5つのコツです。

これを考えると、起承転結とか5W1Hとか言ってるのがアホくさくなります。

 

戦ってる相手は人間なんです。

テンプレとかどうでもいい。

相手が欲しい情報をストレスなく提供してあげるのが就活生の役目です。

 

そして、イメージしているよりも面接は柔らかい空気で行われます。

なるべく自然体でいれることが大切になります。

そのためには自己PRが偽物ではない、今後の面接で会話を助ける『映像化』されたものであることが何よりも大切です。

 

究極のことをいうと、ESはそんな肩肘張らなくても、たいてい通ります

 

大事なのはそのあとの面接です。

ESは面接の『予告編』です。

ESの助けを借りて、『コンセプト』を伝えましょう。