リケベンBLOG

理系出身のベンチャー企業で働く男の雑記ブログです。投資や保険などお金に関すること、その他趣味系テーマは様々です。

【就活】推薦使って複数企業受けるのは可能?内定は蹴ってもいいの?

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推薦枠とは?表ルールと裏ルール

私は理系の大学院に通っていたため、推薦という制度を使える立場にありました。

しかし、就活を始める前、推薦という仕組みについてイマイチ理解していなかったように思えます。

グレーなことだからあまり情報が出回らないんだよねー

推薦という仕組みについて理解しているだけで、だいぶ就活を有利に進めることができます。

先に言っておくと推薦には表ルールと裏ルールがあります。

まずは表ルールから紹介します。

推薦でのルール(表向き)

・1人1個しか使えない

・学校ごと(学科や専攻ごと)に枠は決まってる

推薦を使用して内定をもらう場合は絶対入社しなくてはならない

・選考がかなり有利(一次選考免除など)

これが推薦のルールです。

そもそも枠がなくては使用することもできません。

その企業の推薦があるかないかは、大学の過去の推薦枠状況を頑張って調べるしかありません。

 

そして、注目するべきは3つ目。

推薦を使用して内定をもらった場合は、その企業を蹴ることはできません。

 

もし蹴ってしまったらどうなるか?

 

学校からめちゃくちゃ怒られます。

20才超えてから本気で怒られることなんてないと思いますが、めちゃくちゃに怒鳴られるそうです。

なぜなら、内定を蹴ったあなたのせいで来年からその企業からの推薦枠がなくなる可能性が高いからです。

大学としては大損害となります。

 

別に怒られるくらいよくね?という方。

最悪、卒業(修了)させてくれない可能性もあります

非常にリスキーなのでオススメしません。

 

この事実を頭にいれた状態で、推薦のルールの裏向きの話をします。

裏向きルールについて

推薦のルール(裏向き)

1、選考が有利どころじゃない

2、推薦枠は企業と大学との相談で増やせる場合がほとんど

3、推薦書を出す(2018年現在では6月)までは蹴っても問題ない

裏向きルールについて説明していきます。

1、選考が有利どころじゃないとは

推薦を使った理系就活は想像以上に楽
『いわゆる理系の就活』

・採用人数の8割強が推薦枠である企業がほとんど

・推薦枠はリクルーター面談を数回行うと内々定がでるケースが多い

・4月中旬までには内々定が出るケースがほとんど

『いわゆる理系の就活』とは

電気メーカーや自動車メーカーに代表されるメーカー、電力会社やガスなどのインフラなどの研究職やSE、開発、企画、技術営業といった理系出身者がなるべき職業です。

 

大企業からこのような職種の内定をとるには推薦を使うのが最短ルートです。

逆に言うと自由枠は2割弱であると考えていいので、かなり厳しいと考えてください。

 

私は就活前、推薦のイメージは、枠が多い&一次面接免除程度をイメージしていましたが、それどころではありません。

推薦を使った採用フロー

1、リクルーター面談

リクルーターと呼ばれる人事でもない先輩社員の方と数回(1~3回)和やかな雰囲気(カフェなど)で面談します。

(この時、「選考関係ないよ」と建前を言われるので注意。)

 

2、人事と面談

 次に人事が登場し、会社またはカフェなどで面談します。

(「選考なので気合い入れてね」とは言われます。)

 

3、内々定Get

え!?もう?というように電話で『内々定』を頂きます。

拍子抜けするように4月に就活が終了します。

驚くことに、カフェだけで就活が終わっちゃうケースもあるんです。

 

4、最終面接

最後に、解禁という建前の6月に、最終面接という名の確認作業があるだけです。 

事情は知りませんが、6月に解禁とかゆうルール誰も守ってないならやめればいいのにって思いますね(笑)

 

びっくりですよね。

某有名電力会社や自動車メーカーですよこれ(笑)

日本大丈夫か・・?

これでも、今挙げた例はマシな方です。

企業によっては夏のインターンに行ってれば即採用というところもあります(汗)

2、推薦枠は増やせる!諦めるな

人事と話ができるくらいの関係になれば、推薦枠を増やしてもらうように頼めば、叶うケースがあります。

 

その方法で増やせたならば、よっぽどのことがない限り、内定取れるでしょう。

 

自分からチャンスをつかみ取るよう動ける人間は、入社後も自らチャンスをつかみにいく可能性が大きい人材なので、私が面接官なら採用したい人材です。

 

逆に言うと、学歴フィルターというバイアスにやられていて、融通がきかないような企業は入社後も頭でっかちで理不尽なので、そんな会社こっちからお断りしましょう。

3、実際は、推薦枠で複数受けれる就活のグレー事情

推薦は1人1個ではない。複数の企業同時に進める

今回一番伝えておきたい話はこれです。

 

推薦は1人1個しか使えないとお伝えしましたが、それってかなりきついですよね?

だって、その推薦を使おうとしている企業に落ちたら採用枠2割の自由枠で戦うことになるわけですから。

そんなの不安でしかないですよね

さて、実際のところどうなんでしょう

実際は推薦を使うていで複数の企業推薦枠で選考を進めます

もちろん第二希望の企業には「推薦枠はアナタの企業だけですよ!」というテンションで。

 

つまり、二股、三股をするということですね。

日本の教育システムが創り上げた『うまくやる』ことの美学

本来グレーな行為である複数推薦。

これ、優秀な人ほど平気でやりますよ

 

そうなんですよ。

『推薦は1人1個』なんて守ってたら就活失敗するようにできてるんです。

ズル賢い奴が勝ち、真面目な人がバカを見る世界なんです。

 

しかし、それをうまくできない人は「情弱」「世渡りが下手」とされます。

そこを上手くやれるかやれないかが就活だと認識されてるんですよね。

 

就活で大事なのは本当はそこじゃないんです。

けど、過去問を使って、効率よく単位を取っていく日本の大学生にとって『うまくやる』ことは美学とされてるので仕方ないんです。

会社に入ってもその美学は続くんだろうなぁ

正直、私は就活生の時この事実にゾっとしました。

ウソつきばっかりなんですよ。

恐ろしい。

日本大丈夫か?とはなりますけど

これが一般的な理系の就活の進め方だと思ってください。

 推薦枠で複数の企業上手くいってしまったら?

さて、推薦枠で複数の企業上手くいってしまったらどうするの?

という疑問が出てきます。

 

安心してください。蹴っても大丈夫です。

企業側もこの日本の就活システムの都合上、理解しています。

あなたが実は『第二希望』であったことなんて。

 というか、企業側だって6月解禁のルールに対してグレーな採用方法行ってる時点で立場無いです。

 

ただし、それは推薦書を企業に提出する前までの話です。

提出後は絶対にダメです。

怒られます。

 

注意しなくてはいけないのは、企業によって推薦書提出のせかし方は変わります。

早く出せというところ。

遅くてもいいよというところ。様々です。

そこを『うまくやる』のが一般的な就活です。

 

そうなると、推薦提出時期が遅い企業や自由枠の穴場企業とか気になってくると思います。

こちらの記事が参考になるかと思います。

 

まとめ

今回伝えたかったのは、推薦は複数受けれるという事実です。

みんなやってます。

あなたも自信をもってやりましょう。

 

推薦を使ってどこまでやっていいかというのは正直グレーなところがあります。

企業によって例外はいくらでもあります。

申し訳ないですが、責任は取れません。

 

ただ、意識してほしいところは企業側もグレーの中、採用活動をしているというところです。

こんなイタチごっこみたいなことをしている時点でくだらないのですが、私たちはこのルールに従うしかないので業に従いましょう。

 

なんだかおかしくないか?と感じる方は、就活の視野をもう少し広げることをオススメします。

私自身は日本の就活システムに疑問しかない人間でしたから、おかげでそこからどんどん視野が広がるようになりました。

 

就活をする本当の意味はこの記事を読むといいと思います。

世界が広がると思います。

少しタイトルが尖ってますが、一読してみることを強くオススメします。

 

 

十人十色です。自分の生き方を見つけましょう。