確定拠出年金って何?所得空所で超お得。税金にまつわる大人の勉強
前回までのまとめ
・銀行、証券会社、保険会社が勧めてくる商品は絶対に買ってはいけない
・銀行に預けるなら、国債のがマシ
・リスクはどこまでとれますか?確認すべし。
・インデックスファンド最強説
まだ読んでいない人は確認しておきましょう。
『インデックスファンド』までの話がお金の運用の第一章です。
まずはそこまで始めてみよう!というのをオススメします。
人それぞれですが、一個一個始めてみることを強くオススメします。
何事もとりあえずやってみようの精神って私は大事だと思うんですよ。
知識だけ蓄えて結局やらないあるある。
知識蓄えて行動に移せなかったら無駄な時間を過ごしたことになってしまうのでもったいないです。
「習うより慣れろ」は大事です。
【投資】初心者も安心!月々3000円投資から始めてみませんか?
さて、前回最後に少し触れた『確定拠出年金』が今回のテーマです。
ここからの話はお金の運用第二章って感じで読んでください。
この話は知ってないと正直ヤバいです。
これが常識になっていない今の世の中って正直どうなのかなって私は思います。
とは言っても私も友人から教わった話ですが。。
その知ってなきゃヤバい話。
『確定拠出年金』についての話をしましょう。
確定拠出年金を知らないのは大損
確定拠出年金ってそもそも何?
年金の話をしましょう。
意外とちゃんと勉強しないとよくわからないままであったりするので、いい機会として軽くおさらいしましょう。
国民年金:20~60才未満のすべての人が入る
厚生年金:会社員の場合これも上乗せ
企業年金:会社によってはこれも上乗せ
ここまでが給料から天引きされているものです。
そしてこれらの上にさらに自分で口座を作って、商品を選んで積み立てる年金。
それが『個人型確定拠出年金』です。
『iDeCo』(イデコ)とも呼ばれます。
確定拠出年金の効力
知らないとどこが損? 日々の生活費減っちゃわない??
結論から言うと
確定拠出年金×インデックスファンドが最強です。
その前にインデックスファンドって何ですか?
という方は一度この記事を読んで勉強してから戻ってきましょう。
【投資初心者必見】お金でお金を増やせ。オススメは世界経済インデックスファンド一択
具体例を示しましょう。
Aさん
・年収400万
・毎月インデックスファンド2万円投資
・確定拠出年金に入っていない
Bさん
・年収400万
・毎月インデックスファンド2万円投資
・確定拠出年金に入っている
・ネット証券会社で確定拠出年金口座を作ることができる
・インデックスファンドを選べる
・毎月2万3千円の積み立てが上限
・お金は原則60歳まで引き出せない
Bさんは
・60歳まで引き出せない
・確定拠出年金には毎月上限がある(それ以上の積み立ては別でやれば問題なし)
という点で不便な気もするが、、
差がつくのは所得控除
Aさんは年収400万円に対して、所得税、住民税合わせて約30%かかる。
一方、Bさんは確定拠出年金を差し引いた分の30%がそれにあたる。
よって同じ年収でもAさんとBさん一年にかかる税金の差は7万8千円!!
なんと学生の1か月のアルバイト分も浮いたことになります。
それだけじゃありません。
60歳になってジジイになったころ、Bさんは引き出す際にそこで発生した運用益には税金がかかりません。
これも確定拠出年金の凄いところです。
一方、Aさんにはかかってしまいます。
所得控除だけでも
7万8千円×30年として、、234万円も差があります。
(まあ実際は年収が増えて7万8千円の部分は少なくなりますが、)
まとめ
【メリット】
・所得控除で大きな差がでる
・引き出す際に運用益がかからない
【デメリット】
・60才まで引き出せない
インデックスファンド×確定拠出年金が最強という事はわかっていただけたでしょうか?
インデックスファンドをやっていないなら確定拠出年金は生活費が少なくなるからノリ気じゃなくなりますが、インデックスファンドをやるなら利用しなきゃ損!といったものですね。
税金ほど無駄な支払いはないのでなるべく節税していく生活を心がけましょう。
続いて今回の話で、2つ気になったことがあった方はいるかもしれません。
一つ目は、インデックスファンドで引き出す際、税がかかってしまうという事。
そうなんです。
実は引き出す際に運用益の20%税金として取られてしまいます。
悔しいですね。
二つ目は確定拠出年金に入れられる額は毎月上限があるという事。
そこで、そんなシステムを助けるヒーローみたいなヤツが登場します。
『NISA』というものです。
聞いたことがある方もいるかもしれませんね。
こいつも是非利用しちゃいたいですね。
続いてのテーマは『NISA』についてです。
NISAとは?という方へ。メリット・口座選びのオススメ教えます